2019年3月13日水曜日

大道中学校第56回卒業式の報告

朝は冷たい雨が降っていましたが、卒業式が始まる9時過ぎには小止みになり、終わった頃には薄日が差すくらいに回復していました。3月11日(月)に行われた大道中学の第56回の卒業式に出席しましたのでご報告します。(7期 廣瀬隆夫)

大道中学56期の卒業生は179名(男子87名、女子82名)でした。卒業生の累計は、14,193人ということでした。式は午前9時30分から卒業生が体育館に入場しました。山木副校長の「開式のことば」に続き、国歌斉唱と横浜市歌斉唱、校歌合唱の後に卒業証書授与が行われました。司会を担当していた先生が急病になられて大変だったようですが、滞り無く進行され、とても良い卒業式でした。

永山校長からは、クラーク博士の「青年よ、大志をいだけ」に続く言葉の紹介がありました。大志は、金のため、利己的目的のためでなく、名誉のような空しいもののためでもなく、人のため社会のためにつくすこと、そして、それにやりがいを感じて、喜びにつなげられるような人になること。人間として当然そなえていなければならないことを成しとげるために大志をもて。これがクラーク博士が本当に言いたかったことというお話でした。

また、人に優しく、自分に厳しく、人に支えられて、人を支えて助けることができる美しい自分を作り上げてくださいというメッセージがありました。最後にスピッツのチェリーの歌詞が紹介され、未来に出会う人とのかかわりを大切にしてほしいと締めくくりました。

今日は、横浜市で27,000人の中学生が卒業しました。自分の頭で考えて行動できる人になって欲しいというお話が教育員会会長からありました。

在校生の言葉では、真面目にやることはカッコいいという大道中学のスローガンが紹介されました。またみんなで作ったレインボウ階段のように色々なカラーでそれぞれの道に進んでくださいと声援を送りました。

これを受けて卒業生が答辞を述べました。辛いこともあったが、それがあって雨が降ったから地面が固まり今の自分があるという話をされました。自分が生まれてここにいる確率は14兆分の1ということを先生から教えてもらった。この学び舎で出会えたことに感謝して、これからの出会いも大事にしていこうと言われました。歳をとって老人になってもみんなで集まろうと締めくくりました。この卒業生の中から高舟台にコンビニを建ててくれる人が出てくればいいなと笑いを誘いました。

この後に、卒業生合唱として「大地讃頌(だいちさんしょう)」、全校合唱として「旅立ちの日に」が歌われました。感極まって咽(むせ)び泣く声がいたるところで聞こえてきました。どの合唱も、声量のある素晴らしい歌声でした。

歌が終わると、卒業生が1組から順に退場しました。涙を流す担任の姿も見られ、来賓、在校生、保護者、教職員から送られる大きな拍手の中、11時30分頃に、会場を後にしました。たいへんに感動的な良い卒業式でした。

【蘭友会からのお祝い】
大道中学校ご卒業、おめでとうございます。みなさんは、本日から蘭友会(らんゆうかい)の会員となります。

三年間、この学び舎で先生方や友だちと過ごした思い出は、生涯に渡って、深く記憶に残ることでしょう。蘭友会のたくさんの先輩や仲間は、皆さんを応援しています。

春うららかな今日の佳き日に、希望に満ちた輝かしい世界に巣立つ皆さんの未来のために、心からエールを送ります。(平成31年3月11日 蘭友会 会長 金井 幹典)

【式次第】
開式のことば
国歌斉唱
横浜市歌斉唱
校歌合唱
卒業証書授与
学校長のことば
教育委員会あいさつ
PTA会長のことば
在校生のことば
卒業生のことば
卒業生合唱
全校合唱
閉式のことば

http://ranyukai.sakura.ne.jp/text/kiroku/20220219.pdf