暑さの中にも、大道渓谷の森から吹く風に秋の気配を感じました。開会にあたり、校長先生が「勝っても負けても相手の健闘をたたえることを忘れないでください」と話された言葉が心に残りました。
1年生、2年生、3年生と競技を見守る中で、とりわけ3年生のたくましさに、生徒の成長の素晴らしさを実感しました。あどけなかった1年生をここまで育てられた先生方のご尽力に深く感謝いたします。
生徒たちは自主的にキビキビと行動し、プログラムが滞りなく進行していたことにも感心しました。大きい子が小さい子を助ける場面もあり、「助け合って生きる」教育が日々なされていることを目の当たりにしました。騎馬戦、大縄跳び、部活対抗リレー、学級対抗リレーはいずれも真剣そのもので、まるで世界陸上のような感動を味わいました。さらに、生徒が自主的に企画したエキシビションのダンスも披露され、笑顔あふれる楽しい体育祭となりました。
ギリシャには「子どもの笑い声が聞こえない街は滅びる」という言葉があるそうです。本日の体育祭は、その言葉を思い起こさせるような、生徒たちの笑顔と歓声に包まれた素晴らしいひとときでした。観客の私たちも元気をいただきました。
暑い中、精一杯取り組んだ生徒の皆さん、支えてくださった先生方、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
【生徒が作ったプログラム】